この表示ってまさか映画の話ですよね?
いえ、現実の話です。
ただし、この電光掲示板は
コンピューターの劇的進化の影響により、組み込みOSを入れたハードが小さな企業や個人でも作れる世の中になりました。
ですが、組込OSについて組込やすいものはありますが、セキュリティをしっかりしないでそのまま設置してしまうと、ハッカーにおもちゃにされてしまいます。今ではハッキングの手口なんて検索エンジンでちょっと検索するだけで子供でも出来てしまうようなハッキング手口が簡単に見つかるからです。
ハッキングされた看板の例です。
これらは全て簡単にハッキングされてしまい「ゾンビ襲来」「ゴジラ襲来」「ハッキングされた」やら無茶苦茶な表示になってしまってます。
この電光掲示板はネットには繋がっていません。どうやってハッキングされてしまったのでしょうか?
やり方は以下の方法です。
1.電光掲示板の文字入力には専用端末が必要ですが、汎用性が高い電光掲示板であるため専用端末が容易に入手が可能なので専用端末を入手する。
2.電光掲示板の専用端末に接続するための端子の部分には鍵を掛けて利用者以外使わせないのが当然だけど、鍵が掛けていないことがよくあるそうですので、勝手に開ける。
3.専用端末で表示したい文字を入力する。なお、文字表示にはパスワードが掛けられていますがパスワードは端末の初期のままのことが多いそうですので、初期のパスワードを入れます。パスワードが変更されていた場合、端末さえあればパスワードを勝手に初期化できるそうですので、初期化して使います。
こんな状況ですので、対策として「専用端末に接続する端子にちゃんと鍵をかける」しか無いそうです。
電光掲示板のハッキングは交通の支障が出ますが、海外ではこのハッキング以上に恐ろしいハッキングというものが存在します。
それは、ATMのハッキングです。
海外の場合、日本のような能力の高いシステムエンジニアが雇えなかったりという事情があり、ATMにシステムとして導入しやすいWindows XP Embeddedを利用していることがあるそうです。それは今から6年前からということです。
銀行ATMが『ウィンドウズ』に移行へ――セキュリティーは大丈夫? | WIRED VISION
livedoor ニュース - SCAN DISPATCH : ハッキングされるWindows XP Embedded搭載ATM
Windows XPは汎用性が高く使いやすいという利点がありますが、欠点としてはハッカーもよく利用しており弱点もよく知られてしまっている、ということです。ですから、ハッキングされやすいとのことです。
なお、Windows XP Embedded搭載ATMでハッキングされ現金が引き出されたという例は無いそうですが、ペイントを起動させいたずらされた例は報告されてます。
Melissa’s Adventures: Paint at the movies?!
また、ATMにWindowsのバナーが表示されるという例もありました。
ATMの機械およびWindows XP | GeckoandFlyどのようにお金に
なお、ハッキングとは違いますが、海外ではブルースクリーンをよく見かける機会があるそうで、最近では半年前の北京オリンピックのオープニングにもこっそりと登場していました。
北京オリンピックの開会式にブルースクリーンが登場していた - GIGAZINE
おそらく、映像を表示していたパソコンがバンクアップしてブルースクリーンを表示してしまっていた様子とのことでした。
また、銀行のATMでもブルースクリーンがありました。
http://www.flickr.com/photos/silvr/244019647/
ブルースクリーン表示トップ10なるサイトもありました。
Miguel Carrasco’s Real World: Blue Screen of Death Top 10
ちなみに、ブルースクリーンで有名な映像がこれです。
話が脱線しましたが、少しでもセキュリティに関するリスクを海外企業に備えてほしいものですね。
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